妖怪「アマビエ」菓子販売 津の刀根菓子 新型コロナ収束願い 三重

【ショーケースに並ぶアマビエのレアチーズケーキ=津市本町で】

【津】新型コロナウイルスの感染が拡大する中、三重県津市本町の老舗菓子店「刀根菓子館」が、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」を模した和洋菓子を販売している。当面の間、取り扱う予定。

アマビエは、江戸時代に肥後国(現・熊本県)の海に現れたとされる半人半魚の妖怪。くちばしや長い髪などが特徴で「私の姿を写して人に見せると病気から逃れることができる」と告げたとの言い伝えがある。

感染収束を願って会員制交流サイト(SNS)にアマビエの絵が投稿され、全国でグッズや菓子が作られている。同店にも客から「アマビエの菓子を作って」と要望があったため、和洋菓子の両方で製作した。

洋菓子では、ドーム型のレアチーズケーキを土台にイチゴのクリームでピンク色の髪を表現。ダイヤ型のホワイトチョコに黒のチョコを付けて顔を描いた。胴体は水色のゼリーで覆い、うろこの模様を付けた。

和菓子では、練り切りで水色の胴体とピンク色の髪作り、中は小豆のこしあんで仕上げた。新型コロナウイルスの撃退と幸せを呼ぶことを願って、四つ葉のクローバーをかたどった飾りを髪の部分に添えた。

刀根武士社長(40)は「インターネット上で見た古文書の絵のアマビエは怖いので、子どもに好まれるデザインにした。外出自粛が求められている中、家で食べて楽しんでもらいたい」と話した。

水曜定休。6日までは感染対策のため、営業時間を午前9時―午後6時に短縮している。洋菓子は税込み518円、和菓子は324円で販売。問い合わせは、同店=電話0120(26)4343=へ。