新型ウイルス 軽症者受け入れ体制整う 鈴鹿の施設で医師ら訓練 三重

【療養者が過ごす客室=鈴鹿市御薗町で】

新型コロナウイルスに感染した軽症者らが療養することになった三重県鈴鹿市御薗町の宿泊施設「スポーツマンハウス鈴鹿」で30日、受け入れのための訓練があった。医師や看護師ら約30人が参加し、搬送時の誘導やPCR検査の手順など2次感染を防ぐための対処法を確認した。5月1日から受け入れ可能となる。

施設では、発熱のない感染者や無症状の人を受け入れる。感染者が滞在する「レッドゾーン」と医師や看護師らが待機する「グリーンゾーン」に分離。両区域の中間「イエローゾーン」で医師らが防護服を着脱する。

訓練では、搬送された療養者がレッドゾーン以外に立ち入らないよう、玄関ではなく1階の非常口から看護師が客室に誘導。PCR検査専用の部屋で、防護服を着た医師が綿棒で療養者の鼻から検体を採取した。陸上自衛隊から防護服の脱ぎ方なども学んだ。

施設には64の客室があり、テレビや冷蔵庫、電気ポットなどがある。1日3回の食事は全て弁当で提供し、各客室の前にある机の上に置く。看護師が毎日、電話で療養者の体調を確認する。家族らと面会はできないが、差し入れは受け付ける。

県新型コロナウイルス感染症対策本部事務局の下尾貴宏課長は「スタッフと訓練を振り返り、課題を改善して本番に臨む。スタッフが感染しないように注意したい」と述べた。運用に当たっては「施設関係者や住民の皆さんのご理解のおかげ」と感謝した。