新型ウイルス 三重県内、1週間の感染者ゼロ 「予断許さず外出自粛を」

【ぶら下がり会見で、緊急事態宣言の延長に所感を述べる鈴木知事=三重県庁で】

三重県内では30日、新型コロナウイルスの新たな感染者が確認されなくなってから1週間が経過し、「感染未確認地域」となった。県は感染者の接触者への検査がほぼ終了したことや、県民の外出自粛による効果とみている。一方で「変わらず予断を許さない状況」とし、引き続き外出自粛などを呼び掛ける。緊急事態宣言の延長を受けた対応も検討する方針。

政府の専門家会議が提案した区分によると、県内はこれまで、感染者の増加が一定程度に収まっている「感染確認地域」だった。一方、30日は直近1週間の感染者数がゼロで「感染未確認地域」となった。

県内で初めて感染が確認されたのは、武漢市から帰国した50代男性の感染が判明した1月30日。その後は1カ月以上にわたって感染がなく、2例目は伊賀市の30代女性の感染が判明した3月10日だった。

4月から感染者は急増。四日市市内の事業所で県内初のクラスターが発生し、この事業所で勤務していた50代男性が死亡した。県内では30日現在で45人の感染が確認され、22人が入院している。

鈴木英敬知事は同日のぶら下がり会見で、この1週間は新たな感染者が確認されなかった要因について、県民の外出自粛に加え、感染者の接触者となった人への検査がほぼ終了したことを挙げた。

一方で「だからといって感染拡大が防止できているというわけではない。日々の検査数も少ないわけではない」と指摘。「変わらず予断を許さない状況だと思う。ここで緩めてはいけない」と述べた。

また、緊急事態宣言の延長について「全国一律の解除は難しいと思うが、一部だけを解除して人の流れが起きれば意味がない」と指摘。「根拠を持ち、理解や共感を得られる判断をしてもらいたい」と述べた。

宣言が延長された場合の対応については「まず宣言の内容を把握し、県内の感染状況や東海3県で足並みをそろえる観点から検討する」と説明。「できるだけ早く今後の対応を県民に伝えたい」と述べた。