
【度会郡】新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休校が続く小学生の自宅学習に役立ててもらおうと、三重県玉城町の外国語指導助手(ALT)らが英語の授業の動画を制作し、5月2日から町の行政チャンネルで放送を始める。
本年度より公立小学校の英語は3年から必修化、5年から教科化となり、同町では独自に1、2年生も授業を実施して英語教育に取り組んでいる。
今回はALTでアメリカ出身のボールドウィン・リーラさん(32)、サーノック・テイラーさん(28)、英語専科教員の内田一男さんが中心となり動画を制作。児童らが楽しみながら学べるように工夫したという。
授業は町内の小学校の教員らも参加して撮影。単語の発音練習やALTと教員との英会話などのほか、アルファベットのクイズも実施。次回は少しレベルアップし、教科書を使った授業を行う予定。
ALTの2人は「子どもたちに英語に興味を持ってもらえれば。私たちも新しいことに挑戦して楽しかったしやりがいがあった」と話していた。