高校総体記念品届けたい 松阪の生徒ら手作り、選手に 実行委検討 三重

【全国高校総体アーチェリー競技大会三重・松阪大会の手作り記念品として作成中だった「松阪もめんキーホルダー」。サイズは金具部分を含めて縦10センチ、横4・5センチ(同大会実行委員会事務局提供)】

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて26日に中止が決まった全国高校総合体育大会(インターハイ)。開催を予定していた21府県のうち、7月21日から23日までアーチェリー競技を実施する予定だった三重県内では、会場地の松阪市内の高校、特別支援学校の生徒たちが、選手や監督らに贈る、県の指定伝統工芸品、松阪木綿を使ったキーホルダー作りに取り組んでいた。関係者は生徒らの思いの詰まった記念品を全国に届けられないかと考えている。

シルクスクリーン技法で「全国高体連マーク」「2020」を印字した木綿生地をはめ込んだもの。生地の織り上げから印字を、繊維デザイン科を置く松阪工業高校、はめ込み作業を松阪あゆみ特別支援学校の生徒らが行うほか、一緒に袋詰めする台紙には両校以外の市内の高校生らが一言ずつメッセージを書き入れる予定だった。

選手、監督らの来県の思い出になるものを作りたいと、同市で昨年5月に立ち上がった実行委員会を中心に計画。当初8月を予定していた開催期間が、同時期県内で全国中学総体4競技が開かれる関係で7月に前倒しになる中、約1000個の完成を目指してきた。県立学校の一斉臨時休校が始まった今年4月以降、キーホルダー作りは一時休止。その間、インターハイの史上初の中止も決まったが、実行委員会の関係者は「完成させてアーチェリー競技に携わる高校生に渡すことができないか検討中」と話している。