県立高校など休校延長、5月末まで、夏休み短縮方針

【県立学校の休校延長を発表する木平教育長=県庁で】

三重県教委は28日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県立高校と県立特別支援学校の休校期間を5月31日まで延長すると決めた。5月6日までと予定していたが、隣県の感染状況などを踏まえて決定。オンライン教育によって学習の機会を確保したい考えだが、休校の期間が3カ月に及ぶことから夏季休暇を短縮する方針。

木平芳定教育長は28日の記者会見で、延長を決めた理由を「愛知県や岐阜県で感染者数が増加し、新たなクラスター(感染者集団)も発生するなど、依然として感染拡大が続いている」と説明した。

また、感染拡大に伴う県の緊急事態措置が期限を迎える5月6日以降、外出自粛の効果を見極めて再開の判断をする必要があると説明。「児童生徒の安全と安心を第一に考え、延長することにした」と述べた。

学習の機会を確保するため、5月11日から全校でオンライン教育を実施する方針。週に3―5日、午前に授業を配信する。毎朝のホームルームもオンラインで実施し、生徒らには制服を着用させる。

授業を視聴する設備がない生徒にはパソコンを貸し出すが、県立高校で750人、特別支援学校で260人の家庭にインターネット環境がない。県教委は授業のDVDを配布するなどして対応するという。

一方、政府の要請で休校を始めた3月からの休校期間が3カ月に及ぶ見通しとなったことを受け、夏季休暇を短縮する方針。短縮の期間は一律とせず、学習状況などに応じて各学校に検討させる。

鈴木英敬知事は「生徒の皆さんは新年度の学校生活が始まらないことに大きな不安を感じていると思う。学びを継続するための具体的かつ詳細な措置を定め、支援していく」とのコメントを発表した。