亀山ブラジル人男児死亡事件、傷害容疑でメキシコ国籍の男を再逮捕

【亀山】三重県亀山市で昨年10月、ブラジル人の男児が外傷性脳障害で死亡し、県警が児童虐待の疑いがあるとみて調べている事件で、県警捜査一課と亀山署は28日、傷害の疑いで、鈴鹿市竹野2丁目、メキシコ国籍の建設作業員ワタナベ・ゲバラ・アレハンドロ容疑者(42)を再逮捕した。

逮捕容疑は昨年6月ごろから9月ごろの間に、当時住んでいた亀山市本町のアパートで、知人から預かっていたチアゴ・ファン・パブロ・ハシモト君=当時(5つ)=の尻に加熱してあるフライ返しを押し付け、全治2週間から1カ月のやけどを負わせた疑い。県警は認否を明らかにしていない。

県警によると、ワタナベ容疑者は昨年2月ごろから、チアゴ君とブラジル国籍の兄(9つ)を兄弟の父親から預かっていた。ワタナベ容疑者はチアゴ君の兄に対する暴行容疑でも逮捕されており、津地検は28日、暴行の罪で起訴した。

この虐待事件を巡っては、ワタナベ容疑者の内縁の妻で、ペルー国籍の無職ベルムデス・パーラ・ラケル・ジュディ被告が昨年10月にチアゴ君の腰をベルトで1回殴ったとして、暴行容疑で逮捕、起訴されている。

チアゴ君兄弟は普段からベランダに出されたり、床で眠るよう強いられたり、立ったまま食事を取らされたりしていたという。食事の量もベルムデス被告の娘より少なかったとされる。死亡時、チアゴ君の体にはやけど以外にも十数カ所のあざがあったといい、県警はワタナベ、ベルムデス両被告が兄弟に日常的な虐待をしていたとみている。