
【鈴鹿】三重県の鈴鹿市議会全員協議会が27日あり、市は新型コロナウイルス感染症対策の現状について説明。今後の感染者数増加に備え、県の協力体制にも応えられるよう、同市応急診療所臨時施設の設置準備を進めると明らかにした。
市によると、設置場所は同市西条五丁目の同診療所駐車場か北側市有地を予定。臨時施設ということで、短時間で設置できるようプレハブなどのリースで対応することを検討している。
感染者数の増加により、診療所の運営に支障が生じた場合、臨時施設を診察や待ち合いに利用する計画。詳細は今後、鈴鹿市医師会や鈴鹿保健所などと協議し決める。
そのほか、市内小中学校の休業に伴う児童生徒の学力保障について、市独自の動画配信サイトによるオンライン学習システムの早期構築に向け、現在取り組んでいるという。
議員らは会派ごとに質問。石田秀三議員(日本共産党)は、1人10万円の特別定額給付金の支給手続きについて「生活が困窮する市民への前倒し立て替え支給も検討すべきではないか」と意見を述べ、市は「立て替えではなく、可能な限り早期に給付できるようにする」と答えた。