軽症者宿泊に鈴鹿の施設 スポーツマンハウス鈴鹿 来月には受け入れ体制 三重

【ぶらさがり会見で、宿泊療養施設を選定したと発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は27日、新型コロナウイルスの軽症者らを受け入れる宿泊施設に、県スポーツ協会が運営するスポーツマンハウス鈴鹿(鈴鹿市御薗町)を選んだと発表した。5月1日には受け入れを可能とする方針。

県は病床が不足した場合に備え、軽症者らを受け入れる宿泊施設の選定を進めていた。公共的な施設を中心に、トイレや入浴が個室にあるか▽職員用の会議室を確保できるか―などの観点から選んだという。

施設内には64の客室がある。受け入れ対象は、24時間以内で発熱がない感染者や無症状の人ら。感染者が滞在する「感染注意区域」と、医師や看護師らが待機する「支援区域」に分けて対応する。

県は地元への説明会や感染防止の訓練などを経て、5月1日には受け入れの体制を整える方針。一方、県内の医療機関には現在も百床程度の余裕があるため、感染判明時に入院を促す従来の対応を継続する。

スポーツマンハウス鈴鹿は県営鈴鹿スポーツガーデンに隣接し、選手らの宿泊先として利用されている。今年はアーティスティックスイミングのカナダ代表が東京五輪の事前キャンプで利用する予定だった。

鈴木英敬知事は27日のぶら下がり会見で「医療崩壊を防ぎ、医療体制を守るための対応だ」と説明。「しっかりと施設を確保していることを伝え、県民に安心してもらおうと発表した」と述べた。