個人塾でもオンライン拡大 反応上々、生徒の発言増える 三重

【インターネット回線を通じてオンライン授業に取り組む中西さん=伊勢市の中西塾で】

【伊勢】新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小中学校の臨時休校などを受け、三重県の伊勢市をはじめ南勢地区の個人学習塾などでもインターネットを利用したオンライン授業に取り組む動きが広まっている。

伊勢市二見町溝口の個人学習塾「中西塾」では、学校と同様に密集した場に人が集まるリスクを懸念して、市内小中学校の臨時休校に合わせて今月15日から塾を休校。代わりに中学生約70人を対象にオンライン授業を開始した。

授業では、無料ウェブ会議アプリ「Zoom」を使い、講師がパソコンから各家庭のスマートフォンやタブレット端末を通じて講義を配信。音声ツールを使用してリアルタイムで会話ができるほか、チャットを通じた質問にも対応した。

生徒の反応は上々で、普段面と向かって発言することのなかった生徒もチャットを通じて主張する機会が増えたという。同塾を経営する中西基高さん(38)は「普段とまったく同じとまではいかないがストレスなくできている」と話す。

一方、休校中の授業料は無料としている点から、「長期化すれば授業料をいただかないといけない。またインターネット環境の整っていない家庭や小学生への対応も考えていく必要がある」と課題を話した。

同塾と交流のある、たき進学スクール松阪校(松阪市春日町)▽ジュクコヤ(伊勢市小俣町元町)▽進学塾GT(名張市栄町)▽松井塾(鳥羽市鳥羽三丁目)―でも同様にオンライン授業を始めているという。中西さんは「少しでも学習機会を提供して学力低下を防ぎたい。他の塾とも協力を図りたい」と話した。