銘酒を家で楽しんで 津の居酒屋が量り売り 三重

【「入手困難な酒を家で楽しんで」と呼び掛ける加藤代表=津市大門の「おでん専門店オサム」で】

【津】新型コロナウイルスの感染拡大で飲食業界が大きな影響を受ける中、国税庁が新たに設けた制度を利用して活路を見い出す動きがある。三重県津市大門の居酒屋「おでん専門店オサム」(加藤理代表)は、飲食店が半年限定で持ち帰り用の酒を販売できる「期限付酒類小売業免許」を取得し、入手困難な銘酒の量り売りを始めている。

同店は店名を冠したオリジナルの酒「おでんのオサム」を始め人気酒を多数扱う。外出自粛の影響で先月中旬から客足が減り始め月末以降は「ほとんど開店休業状態」(加藤代表)という。

県の要請で営業時間を短縮する中、飲食店が半年限定で持ち帰り用の酒を販売できる国税庁の新制度を知りさっそく申請。今週から販売を始めた。

木屋正酒造(名張市)の「而今」、山形の「14代」など人気の日本酒や、リキュールなど約50種が180ミリリットル(1合)800―1500円(税込み・瓶代含む)。人気のおでん盛り合わせ(8品1200円)や明石焼き(10個800円)のテークアウトもある。

県が時短営業を要請する来月6日まで営業時間を午前11時―午後2時と午後4時―同8時とし昼はランチを提供する(期間変更の場合あり)。

加藤代表は「29年やっていてこんなことは初めてだが、制度を活用し前向きにやっていく。普段店でしか飲めない酒を家で楽しんでほしい」と話し「まだこの制度を知らない店も多い。6月末まで申請できるので活用する店が増えるといい」と呼び掛けた。

問い合わせは加藤代表=電話090(8863)2562=へ。