伊勢市 神宮参拝者が8割減 新型ウイルス、観光に打撃 三重

【会見する鈴木市長=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県の鈴木健一伊勢市長は21日、定例会見し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う市内の影響について明らかにした。また県が表明した緊急事態措置に伴う休業要請の協力金を挙げ、「県との協調内容を見定めながら市として足りない部分の支援を検討していきたい」と述べた。

同市によると、伊勢神宮参拝者数は2月以降減少傾向にあり、4月は12日現在で対前年同期比81・3%減の5万7226人。3、4の2カ月間の観光消費額減少額は同66・0%に当たる74億5400万円と推計しているという。

商店の稼働状況としては伊勢神宮内宮前のおはらい町通りで20日現在、おかげ横丁を含む110店舗中97店舗が休業、外宮参道周辺は66店舗中44店舗が休業しているとした。また二見興玉神社付近の二見浦表参道では31店舗中13店舗が休業とした。

固定資産税の納税猶予相談は21日現在で飲食や小売、宿泊業などを中心に63件あり、うち15件約2400万円を認定。水道料金の猶予に関する相談も上下水道合わせて39件寄せられているとした。

セーフティネット資金の認定申請状況は20日現在、突発的な自然災害等に当たる保証4号が127件、全国的な不況業種に当たる5号が13件、そのほか危機関連が百件の計240件あったとした。また生活困窮者自立相談支援への相談や生活保護相談、生活福祉資金の特例貸付に関する申請も増えているとした。

鈴木市長は市独自の支援策について、「短期で終息するとは考えていない。短期、中長期それぞれ国の施策を見極めて対策を取る必要がある」と述べた。またゴールデンウイークに向けて「伊勢を心のふるさととして大事にしてくれる方には感謝しているが国全体の感染拡大防止は必要不可欠。あらためて来訪自粛をお願いしたい」と述べた。