セントヨゼフ女学園 オンライン授業を開始 自宅にいる生徒へ学習支援 三重

【英語の授業をライブ配信する教員=津市半田で】

【津】新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校中のセントヨゼフ女子学園高校・中学校(三重県津市半田)は、自宅にいる生徒に向けた「オンライン授業」に乗り出した。ウェブ会議サービス「Zoom」で教員の授業をライブ配信し、家庭学習を支援する。

同学園は政府の要請を受けて3月2日に休校して以来、全校生徒がそろう機会がない。新学期に入っても授業再開のめどが立たず、始業式もライブ配信した。自宅で過ごす生徒同士がつながる時間をつくり、学習機会を設けようと、オンライン授業の導入を決めた。

20日から国語▽数学▽理科▽社会▽英語―の5教科でオンライン授業を開始。午前8時40分から朝のホームルーム、午前9―10時までと同10時半―11時半まで授業を実施する。5月2日まで週5日、毎日2教科を配信し、午後を自主学習の時間としている。

21日午前9時には、教員が各教室で学年ごとに英語の授業のライブ配信を一斉に開始。中学3年生63人を対象とした授業では、教員が壇上に置いた椅子に座り、パソコンの画面に向かって「グッドモーニング、エブリワン」と呼び掛けた。

生徒たちは、同学園から貸与されたタブレット端末「iPad(アイパッド)」を使い、Zoomで授業に参加。教員からの説明を聞いた後、与えられた課題に自宅で取り組んだ。課題を終えたノートなどを写真で撮影し、期限内に授業支援アプリで送信するという。

一方、感染拡大に伴い中国が多くの工場を閉鎖した影響で、中学1年生に貸与するアイパッドは届いていない。端末のない1年生には郵送などで課題を出し、担任が電話で生徒の状況を確認。体操や空手など5教科以外も学べるよう動画を作成している。

同校の井関智子校長は「新学期が始まったばかりで本来は生徒や教員が関わりを持たないといけない時期」と指摘。「画面を見続けるのは生徒にとって良くないので、メリハリを付けることが必要。先生方にも手探りでやってもらっている」と話した。