夏の県高校総体 初の開催中止に 新型ウイルス影響 三重

新型コロナウイルス感染症の影響で、三重県高校体育連盟などは20日、第70回県高校総合体育大会夏季大会の開催中止を発表した。1951年の第1回以降初めて。開催時期が異なる駅伝、スキーなどを除く34競技で、ほとんどの競技が今年夏、三重など21府県で予定している全国高校総体(インターハイ)の予選を兼ね、スポーツに打ち込む多くの高校3年生にとっては集大成となる大会だった。

一部の競技を除いて5月29―31日の集中開催を予定していたが、5月6日まですべての県立学校が臨時休校となり、練習不足から来るけがが心配されることに加えて、感染拡大の収束が見通せない中で、例年約1万人の選手が集う大会で感染リスクを完全に防ぐことは困難と判断した。

インターハイの開催可否について全国高体連はまだ結論を出していないが、県高体連事務局では「(例年であれば)予選が始まっている競技もある。早めに方向性を示す必要があった」と説明している。

インターハイが開催される場合は選考方法を別途協議する。インターハイ中止が決まった場合も感染状況を見極めた上で、競技団体ごとで別途競技会の開催を模索する動きもある。陸上競技は7月実施予定の県選手権に高校生だけの少年の部を設けた。ある競技の専門委員長は「3年生にとって区切りになる試合をやれたらと言う声は出ている」と話していた。