高齢者の健康維持に簡単体操 南伊勢町が動画制作、放送 三重

【行政チャンネルで公開している高齢者向け体操動画(南伊勢町提供)】

【度会郡】新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、外出を自粛している高齢者らに健康を維持してもらおうと、三重県の南伊勢町は自宅で簡単にできる体操動画の公開を始めた。町の行政チャンネルで毎日、午前6時―午後10時までの偶数時間に放送している。

県内で一番高齢化率が高い同町(3月末時点で51・13パーセント)は、高齢者の健康寿命を延ばす介護予防事業に取り組んでいて、心身の健康維持・増進のためにタオルを使用した体操を行う「えるがあ教室」、ゴムバンドを使った体操を実施する「はつらつ健脚運動」、80歳以上の高齢者が対象の「さんさん教室」などさまざまな事業を開いている。

今回は、感染拡大を防ぐために各教室やサロンが中止されたことを受け、外出の機会が減った高齢者らの体力低下や気分の落ち込みを懸念した、高齢者支援課の宮本承典さん(39)、同課元気づくりマネージャーの仲林郁穂さん、子育て・福祉課の田中文さんらが体操動画を制作した。

「おうちで簡単15分体操」には仲林さんと宮本さんが出演し、椅子に座ってできる上半身と手足のストレッチや体操、手・指を動かす脳トレなどを紹介。ほかにも、えるがあ体操やさんさん体操なども放送する。今後も新たな動画を制作していく予定。

仲林さんは「体操を組み合わせながら体力低下に取り組んでもらえたら」、宮本さんは「コロナが収まっても体操が定着するように継続して動画を流していきたい」と話していた。