新たに3人感染 放射線技師ら、県内35人に、新型コロナウイルス

三重県と四日市市は18日、県内に居住する30―60代の男女3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち、松阪市内の診療所で勤務する医療関係者は発症後に約20人の患者と接触したといい、県の「クラスター対策グループ」が接触者の把握を進めている。県内の感染確認は35人となった。

新たに感染が確認されたのは、松阪市久保町の診療所「浜田内科胃腸科」で放射線技師・超音波検査士として勤務する同市の30代男性、四日市市内の60代男性会社員、菰野町内の50代女性会社員。

男性放射線技師は13日から倦怠(けんたい)感、15日には胸に違和感があり、勤務先でのCT検査で肺炎の所見があった。17日に発熱し、同日のPCR検査で感染が判明。現在も肺炎や発熱の症状があるという。

男性は診療所でレントゲンや超音波、内視鏡などの検査に従事。倦怠感が現れた13日から15日までの3日間にわたって出勤し、約20人の患者と接触したとみられる。診療所は18日から休診している。

県は対策本部に設けたクラスター対策グループの職員ら3人を派遣し、濃厚接触者の把握を進めている。男性は市内で寺の住職も務めているが、13日以降は寺の仕事に従事していなかったという。

四日市市内の男性会社員は12日に37・6度の熱や倦怠感などが現れた。翌13日に医療機関を受診。18日に実施したPCR検査で感染が確認された。17日から入院し、現在も熱があるという。

この男性は、15日に死亡した後のPCR検査で感染が確認された50代男性会社員と同じ四日市市内の職場で勤務していた。2人の席は近い位置にあったといい、市保健所が感染経路を調べている。

菰野町の女性会社員は、16日に感染が確認されたホテル花水木(桑名市)の「舟寿司」で勤務する50代男性調理師の妻。濃厚接触者として特定され、PCR検査で陽性と判明した。症状はない。

鈴木英敬知事は18日の記者会見で「感染者が短期間で急増したことに強い危機感を持っている。接触者の調査に全力を挙げ、県民には接触の機会を減らしてもらえるよう強いメッセージを送る」と述べた。