ボクシング栗田が三重県職員として一歩

【栗田琢郎選手】

日大3年時の2018年、全日本ボクシング選手権ライトヘビー級(81㌔級)で優勝して注目された栗田琢郎(22)=山形市出身=がこの春、三重県職員としての一歩を踏み出した。身長189㌢の恵まれた体格に伸びしろも十分。1年後の三重とこわか国体で県ボクシング勢最重量級のエースとしての活躍が期待されている。

ボクシングを始めたのは日大山形高校入学後だが、長いリーチと中学まで取り組んだ剣道で磨いた間合いを武器に早くから頭角を現した。大学3年で日本選手権初優勝。その活躍に目を留めた三重県内の競技関係者の勧めを受けて受験した県職員採用試験に見事合格。4月から国体・全国障害者スポーツ大会局に配属され、主に大会ボランティアの募集を担当している。

ボクシングの練習は県成年男子監督を務める国吉弘記さんが運営する北勢地区のボクシングジムを拠点に行う予定だ。「ポテンシャルの高い選手。もっと良さを引き出したい」と語る国吉さんの勧めもあって、課題の打撃力やフットワークも磨くため、基礎に立ち返ったメニューもこなしていくという。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で今後の練習や公式戦の開催は先行き不透明。それでも「働きながらボクシングの練習をさせてもらえることに感謝」と話し「目標は三重国体での天皇杯獲得と金メダル獲得。この1年を自分のボクシングに磨きをかける年にしたい」と今できることに集中するつもりだ。