熊野大花火大会が中止に 戦後初「つらい決断」 三重

【熊野大花火大会の中止について説明する中平実行委員長(左)と河上市長=市文化交流センターで】

【熊野】三重県熊野市と市観光協会は17日、市文化交流センターで記者会見し、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、毎年8月に開催している同市の夏の風物詩「熊野大花火大会」を中止すると発表した。市によると、大会は300年以上の歴史があるとされ、戦時中に中断したが昭和21年から毎年開かれており、中止は戦後初めてという。

同日開いた熊野大花火実行委員会で中止を決めた。実行委員からは「中止はやむを得ない」と、異論は出なかったという。

同大会では重さ250キロの三尺玉海上自爆など約1万発が打ち上げられ、昨年は8万人が訪れた。平成25年は約20万人が訪れたという。

大会の中平孝之実行委員長(72)は「非常につらい決断だが、中止とさせてもらった。来年の花火大会が最高の形となるよう運営していきたい」と話した。大会本部長の河上敢二市長は「実行委員会の判断を尊重し、中止はやむを得ない」と語った。