伊賀 11歳長男にたばこ押し付け 傷害容疑で父親逮捕

【伊賀】同居する長男(11)の顎にたばこの火を押し付けてやけどを負わせたとして、三重県の伊賀署は16日、傷害の疑いで、伊賀市八幡町、父親で派遣社員の鈴木規之容疑者(42)を逮捕した。「たばこが当たっただけ」と容疑を否認している。

逮捕容疑は2月1日夕、自宅のリビングで、小学校6年の長男の下唇あたりにたばこの火を押し付け、全治10日のやけどを負わせた疑い。

同署によると、県伊賀児童相談所が同月5日、児童虐待の恐れがあると署に通報した。児相は4日に事件を把握し、長男を一時保護している。長男は顎以外にやけどはなく、他に傷も見受けられないが、署は日常的な虐待がなかったかなど詳しい経緯を調べている。

鈴木容疑者方は長男、次男(9つ)、妻の4人家族。同署は平成30年9月、鈴木容疑者が次男に暴行した疑いがあるとして、伊賀児相に通告した。次男はこの際、児相に保護された。次男の保護が継続していたかは不明だが、長男の事件時も次男は児相に保護されていたという。妻が在宅していたかは調査中。

一方、市こども未来課の担当者は「かねてから長く支援に関わる家庭だった」と話す。市は少なくとも27年から、鈴木容疑者の家庭を児童虐待の恐れがある要保護家庭と認識し、児相を中心に見守りを続けてきたという。