神宮大麻用材切り出し 伊勢で伐始祭、作業無事願う 三重

【神路山に向かって手斧を振る工匠=伊勢市の丸山祭場で】

【伊勢】伊勢神宮のお札「神宮大麻」に使うための用材を切り出す作業の報告と無事を願う神事「大麻用材伐始祭(たいまようざいきりはじめさい)」が15日、伊勢神宮内宮に近い三重県伊勢市宇治今在家町の丸山祭場であった。

神事には、小松揮代久大宮司をはじめ神宮関係者ら約30人が参列。神職が魚や野菜などの神饌(しんせん)を供えた後、青の素襖(すおう)装束に烏帽子(えぼし)を身につけた3人の工匠が用材を切り出す神路山(かみじやま)の方角に向かって手斧を3回振り下ろして、1年の無事を祈願した。

用材は乾燥、製材の後に小さく裁断し、和紙を巻いたものが神宮大麻の中心部に当たる「御真(ぎょしん)」として使用される。

神宮大麻は毎年約1千万体つくられ、9月の大麻歴頒布始祭の後、全国の神社を通じて各家庭に届く頒布大麻や、神宮神楽殿などで参拝者に授与される授与大麻として配布される。