新型ウイルス 東員町の歯科医が感染 県内20人に 三重

三重県は15日、桑名市内で歯科医院を経営する東員町の50代女性歯科医が新型コロナウイルスに感染したと発表した。発熱後も診察に当たったといい、県はクラスター(感染者集団)が発生した可能性も視野に濃厚接触者の特定を進める。県内での感染確認は20人となった。

県によると、女性歯科医は4日からのどに痛みがあった。5日に39度の熱が出て医療機関を受診。14日に再び発熱して帰国者・接触者外来を訪れ、PCR検査で陽性と判明した。肺炎などの症状がある。

女性歯科医は桑名市長島町又木の「ハート歯科」を経営している。4日と6―8日、13、14日は診察に当たっていた。診察中はマスクを着用し、診察ごとにグローブを交換していたという。

また、この歯科医院に名古屋市内から通勤するスタッフが感染したとの連絡が15日、同市から県に寄せられた。県はスタッフの症状などについて「名古屋市の了解がない」として明らかにしていない。

医療保健部の三木惠弘次長は15日の記者会見で、女性歯科医とスタッフの感染経路について「今のところは分かっていない」と説明。クラスターが発生した可能性は「ゼロではない」と述べた。

歯科医院の名称を公表した理由は「本人から同意を得た。県民の不安払拭(ふっしょく)や患者への影響を考えられたのだと思う」と説明。「医院の患者さんなどで不安がある方は桑名保健所に相談してほしい」と述べた。