新型ウイルス 津市と明和町の2人感染 患者家族、県内19人に 三重

【新たな感染者を発表する三木次長(右)ら=三重県庁で】

三重県は14日、津市内の50代女性介護士と明和町内の50代女性会社員が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人とも既に確認されている感染者の家族。濃厚接触者として特定され、PCR検査で陽性と判明した。これにより、県内の感染確認は19人となった。

県によると、津市の女性介護士は、11日に感染が判明した愛知県内に通勤する60代男性会社員の妻。9日に微熱や頭痛があり、13日の検査で陽性と判明した。倦怠感などがあり、近く入院する見通し。

女性は6日まで県内の介護施設に出勤していたが、夫の発症を受けて7日から出勤を控えていた。県は「施設の職員や入所者に濃厚接触者はおらず、施設に感染が広がった可能性は極めて低い」としている。

明和町の女性会社員は、9日に感染が確認された50代と20代の男性会社員と同居する家族。2日から味覚障害などがあり、6日に発熱した。家族の感染確認を受けて9日から入院している。

一方、10日と12日に実施した検査の結果は陰性だった。14日に実施した3回目の検査で陽性と判明。既に熱はなく、せきの症状がある。6日まで通勤していたといい、県は濃厚接触者の把握を進める。

医療保健部の三木惠弘次長は14日の記者会見で、津市の女性介護士が夫の発症を受けて出勤を控えたことについて「家族が感染した可能性を念頭に行動してもらっていたことは大変ありがたい」と述べた。

女性会社員への検査の結果が当初は陰性だった理由は「検体採取の時点で体内のウイルスが少なかった可能性がある」と説明。「医師が感染を疑って検査を続けたことで感染が確認された」と語った。