鈴鹿・亀山、幼小中休業へ あすから 両市長「緊急アクション」 三重

【新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、共同で取り組みを進めることを宣言する末松市長(左から2番目)と櫻井市長(右から2番目)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の末松則子鈴鹿市長と櫻井義之亀山市長は14日、鈴鹿市役所で緊急合同記者会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みを緊急かつ共同で進める「鈴鹿市・亀山市緊急共同アクション」を宣言。16日から5月6日まで、両市立小中学校、幼稚園の臨時休業など4つの重点項目を発表した。

学校の臨時休業は両市内で現在、感染者は確認されていないが、子どもの健康を守ることや圏域住民の不安払拭、県立学校の休校判断を受けて決めた。

鈴鹿市は1週間に1回程度の登校日を設ける形で調整中。学年別や地区別などでの実施を検討しているという。小学校での1―4年生までの児童受け入れや放課後児童クラブの開所は継続する。

亀山市は期間中に1回の登校日を設ける。学校規模に応じて分散登校などで対応する。放課後児童クラブの開所は夕方からとし、利用児童や医療的ケアが必要な児童は必要に応じて学校で受け入れる。両市とも幼稚園の登園日はない。

そのほか、「移動自粛の徹底」「圏域内外の医療提供体制の充実」「感染防止対策の啓発と正確な情報発信」を挙げる。

移動自粛の徹底では、介護保険や消費者行政事業の鈴鹿亀山広域連合を活用し、ポスターやホームぺージなどで国の緊急事態宣言発令中の7都府県や県の感染拡大防止緊急宣言中の4都府県への移動制限を呼びかける。

圏域内外の医療体制の充実では鈴鹿中央総合病院、鈴鹿回生病院、亀山市立医療センターの3カ所を拠点に、検査態勢の構築や鈴鹿保健所、両医師会とのネットワークを積み上げる。

感染防止対策の啓発と正確な情報発信については、両市の各担当課が連携を取りやすくなることで、正確で速やかな情報発信につなげる。

普段から生活圏として交流の多い両市が共同で対策に取り組むことで、市民生活と地域医療を守るのが狙い。

末松市長は「市域の枠を超え、この事態に共同して取り組んでいきたい」、櫻井市長は「より多くの英知がつながり、協力し賢く行動できれば地域社会の混乱や医療崩壊を防ぐことができると確信する」とそれぞれ話した。