新型コロナ病床の確保へ 三重県が「医療機関調整本部」を設置

三重県は10日の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議で、県職員や医師らでつくる「医療調整本部」を立ち上げた。県内で感染者が増大した場合に備え、受け入れ先の医療機関や病床の確保を進める。

県によると、県内では7つの感染症指定医療機関が新型コロナウイルスの感染者を対象とした24の病床を保有しているが、うち6床は使用中。感染者が急増すれば、病床の不足も懸念される。

医療調整本部は、加太竜一医療保健部長を本部長とし、同部や防災対策部の職員ら約20人で構成。感染者の症状に応じて受け入れ先を決める「医療コーディネーター」と呼ばれる医師らも加わっている。

県は既に感染症指定医療機関ではない病院にも感染者の受け入れを依頼しており、現段階で100床程度を新たに確保できる見通し。症状が治まり、退院を控える人を対象とした施設の確保も進める。

鈴木英敬知事はぶら下がり会見で、県内の病床について「一定整っているが、次の段階に備えて調整を図る」と説明。「民間の宿泊施設からも受け入れの申し出があるが、まずは公共施設から考える」と述べた。