感染阻止へ三重県も独自宣言 新型コロナ、移動自粛呼び掛け

【記者会見で「感染拡大阻止緊急宣言」を発表する鈴木知事=県庁で】

愛知県が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」を発令したことなどを受け、三重県も10日、独自で「感染拡大阻止緊急宣言」を出した。政府が発令した緊急事態宣言の対象となった7都府県に加え、感染が広がっている愛知、岐阜両県への移動を自粛するよう県民に呼び掛けている。

県の緊急宣言は、愛知、岐阜両県への移動を「通院や通勤など生活の維持に必要な場合」を除いて自粛するよう県民に要請。政府の宣言の対象となっている7都府県への移動自粛も、あらためて求めた。

このほか、緊急宣言は「(ウイルスを)持ち込まない」「広げない」「三密しない」と強調。「ひろげないで行動範囲、ひろげよう人との距離」「安心は三重と地元とマイホーム」とのキャッチコピーも掲げた。

県はこれまでも愛知県への不要不急の訪問を控えるよう求めていたが、宣言は「自粛」という言葉を使うことで県民への訴えを強めた。また、県が感染拡大防止の呼び掛けに「宣言」の名称を使うのは初めて。

一方、政府の特措法などに基づいた宣言ではなく、強制力は伴わない。独自で宣言を出した愛知、岐阜両県と同様に「宣言」を打ち出すことで、東海三県の連携を重視して取り組む姿勢を示す狙いもある。

鈴木英敬知事は宣言を発表した記者会見で「愛知では感染経路が不明の事例が増え、岐阜では新たなクラスターが判明している。近隣の状況が急変する中で、対策の効果を高める必要がある」と述べた。