新水産研究所の完成祝う 鳥羽市、小中学生の海洋学習室も

【海藻類の種苗研究のために設置された大型の水槽=鳥羽市水産研究所で】

三重県鳥羽市は10日、旧施設の老朽化に伴い建設を進めていた同市小浜町の新水産研究所で竣工しゅんこう式を開き、中村欣一郎市長をはじめ関係者約35人が施設の完成を祝った。

海藻類の安定養殖化に向けた市営の研究施設として、昭和39年に同市坂手町に開設した旧施設の老朽化に伴い、新施設として昨年6月に着工。予算2億6939万円(うち半額を国費負担)をかけて3月27日に完成した。

施設は鉄骨造一部2階建てで建設面積約552平方メートル、延床面積約729平方メートル。海藻類の種苗生産のために48基の大型水槽を備えた種苗室や研究室のほか、地元小中学生の海洋学習などを想定した研修室も備えている。

新施設の竣工に伴い、研究員を増員し、3人体制でクロノリやワカメ以外の海藻類を含めた養殖に向けた研究を続ける。当面は旧施設も併用していく。

竣工式では、中村市長や木下順一議長ら関係者のテープカットで竣工を祝った。中村市長は「関係機関との連携を進め、持続可能な漁業のあり方を考えながら、市の2大産業でもある漁業と観光につなげていきたい」と話していた。