中国からマスク2万4000枚 吉林省の経営者ら県に寄贈 三重

【廣田副知事(右)に目録を手渡した舟橋会長=三重県庁で】

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、中国吉林省の建設会社「長春中杉実業集団股份(なかすぎじつぎょうしゅうだんこふん)」の劉永軍会長ら経営者3人からマスク2万4千枚が届いた。三重県庁で9日、贈呈式があり、仲介した県日本中国友好協会が廣田恵子副知事に目録を手渡した。

協会によると、劉会長は昨年2月に協会の案内で人間ドックを受けるために来県して以来、県内の観光地や食事などを気に入り、5回以上訪れていた。マスクが不足している現状を受け、省内の経営者らとマスクを集め、長春市を通じて県に寄付した。

贈呈式では、協会の会長を務める舟橋裕幸県議が「草の根の活動をしてきてよかったと、縁の大切さをあらためて感じた。有効に活用してほしい」と述べた。廣田副知事は「協会による日頃の活動のおかげで、マスクが不足する中、調整していただけた」と感謝した。

マスクが梱包(こんぽう)された箱には、「冬が過ぎて春がやってくる」という意味の和歌「冬ごもり春さり来れば」が日本語で添えられていた。届いたマスクは、県立学校や児童養護施設などに配布。劉氏らは県のほか、松阪市にもマスク3千枚を寄付した。