ヤフー協力で新型ウイルス対策 三重県がビッグデータ活用 自治体で全国初

【ビッグデータによって表示される人の流れ(三重県提供)】

三重県は9日、インターネット上の「ビッグデータ」を新型コロナウイルスの感染拡大防止に活用する取り組みを、ヤフーの協力を受けて始めると発表した。来県者が活動する地域やインターネット検索の傾向などを把握し、対策に役立てる方針。県によると、ヤフーの協力で感染拡大防止にビッグデータを活用する自治体は全国初という。

以前から県と関係のあった同社が県に活用を提案した。同社が事業者向けに展開する「データソリューションサービス」を県に無償提供する。県と同社はサービスの有効性を見極め、他県にも広めたい考え。

同社のサービスは、スマートフォンなどの位置情報を活用して人の流れを把握することができる。県は来県者がどの地域から訪れたかを市町ごとに把握し、移動の自粛要請などによる効果を検証する方針。

新型コロナウイルスに関連してインターネット検索で用いられたキーワードの推移を把握することも可能。県は世間の需要や事実に基づかない書き込みの傾向を捉え、県民の呼び掛けなどに生かしたい考え。

鈴木英敬知事は9日のぶら下がり会見で「来県者の状況や県民のニーズをデータで把握することで、効果的な対策を打つことができる」と評価。「データは統計のため、個人は特定されない」と説明した。