コロナ対策にフェイスシールド 伊勢の池之山さん作成 公的施設で採用 三重

【レーザー加工機で自作したフェイスシールドを紹介する池之山さん=伊勢市の「WAC WORKS」で】

【伊勢】三重県伊勢市河崎二丁目で雑貨店「WAC WARKS」を営む雑貨クリエイター池之山佑介さん(41)が、デザイン加工などに使用しているレーザー加工機でフェイスシールドを作成した。新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが不足している現状から、対面販売や医療現場で活用を図ってもらう狙い。

フェイスシールドはペットボトルなどと同じ合成樹脂を素材とし、幅約30センチ、縦約25センチ。耳に掛けて着用すると顔が覆われる作りで、飛沫の拡散防止などに期待できるとしている。

池之山さんは29年3月に同店を開き、普段は注文に応じて加工機を使ったデザイン装飾や雑貨の作成などをしている。

海外のインターネットサイトを通じて存在を知り、「自分でも作れるのでは」と考え試作。今月3日に市職員の知人に持ち込んだところ、市の対策会議で紹介され、休日診療所や小中学校の給食調理場など公的施設で採用されることとなり、約200個の受注を受けた。

一人での手作業のため、現時点では注文販売は考えていないが、いずれは市の公式SNSなどを通じた販売も検討するとしている。池之山さんは「必要がなければ売れなくてもいい。危険な場で仕事をする人に届けば」と話している。