
【亀山】三重県亀山市加太地区の住民有志の団体「鹿伏兎山脈自然薯零余子(かぶとやまなみじねんじょむかご)の会」(松本勇造会長)は5日、同市加太向井の休耕田で「自然薯オーナー制度開園式」を開き、オーナー登録をした市民ら27人が、波板方式で育てる自然薯の種芋を植え付けた。
10年目を迎えた同制度は、自然薯を亀山ブランドとして多くの市民らに周知し、収穫する楽しみを味わってもらうのが目的。
オーナーらは、松本会長ら会員11人の指導で、長さ約20センチの種芋を1人2本丁寧に植え、軽く土をかけた後、自分の名前を書いた木札を立てた。
初めてオーナー登録をした同市南野町の木村俊夫さん(74)は「興味があり参加しました。収穫が楽しみです」と話していた。11月の収穫までの期間、会員が生育の管理など世話をするという。