志摩の旅館 「星たる観光」破産申請へ ウイルス影響、三重県内初

東京商工リサーチ津支店は2日、三重県志摩市阿児町鵜方で旅館を運営する「星(ほ)たる観光」が事業を停止し、津地裁に破産申請する準備に入ったと発表した。同支店によると、新型コロナウイルスの感染拡大で宿泊客が減少し、終息の見通しが立たないことから営業継続を断念した。負債総額は約2億1千万円。県内で新型コロナウイルスの影響による事業の破綻が明らかになったのは初めて。

同支店によると、同社は平成17年に開業した施設を買収し、「星たる」の屋号で全室露天風呂付きの旅館を運営。令和元年6月期の売上高は約1億2千万円に上った。

今年2月ごろから新型コロナウイルスの感染が拡大している影響を受けて宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、売り上げが落ち込んだ。大型連休のある4―5月の予約もほとんどなく、低迷していた。