新型ウイルス 企業4割「マイナス影響」 百五総研が県内調査 三重

百五総合研究所(三重県津市岩田)は1日、県内の企業を対象に実施した新型コロナウイルスの影響に関する緊急アンケート調査の結果を公表した。回答した企業の約4割が「マイナスの影響が出ている」と回答。観光や宿泊関連の事業者が売り上げの半減を見込んでいることも明らかとなった。

同社によると、調査は3月12―23日、ファクスやインターネットで実施。約2千社に依頼し、約3割に当たる586社が回答した。

調査結果によると、39・1%の企業が「マイナスの影響が出ている」、41・3%が「マイナスの影響が出る可能性が高い」と回答した。「プラスの影響が出ている」は1・9%、「プラスの影響が出る可能性が高い」は0・7%、「影響がない」は17・0%だった。

業種別では、観光宿泊業の95・7%が「マイナスの影響が出ている」と回答。飲食サービス業でも90・9%に上った。双方の業種で残りの全ての企業が「影響が出る可能性が高い」と回答した。

調査時点で企業がマイナスの影響の内容として挙げたのは「受注・販売数量、売上の減少、予約のキャンセル」が最も割合が高く、全体の58・2%に上った。「仕入れの遅滞」が34・1%と続いた。

また、売り上げの平均は2月が前年同月比で4%の減少。3月は13%の減少を見込んでいる。観光・宿泊業は3月が49%減、4月が55%減となる見通し。飲食サービス業も3―4月は約3割の減少を見込む。

百五総研は「宿泊観光業では2月末ごろからキャンセルが相次ぎ、特に業績が落ち込んでいる。建設関連では中国で生産している資材が調達できず、工事が止まっている事例もある」としている。