2月の有効求人倍率1.39倍 三重労働局「改善の動き弱い」

三重労働局が31日に発表した2月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・05ポイント下回る1・39倍で、平成28年6月以来、44カ月ぶりに1・4倍を割り込んだ。同局は雇用情勢を「改善の動きが弱まっている」と2カ月連続で判断した。

有効求人倍率は7カ月連続で低下し、全国順位は前月と同じ25位。有効求人数は前月比3・3%(1130人)減の3万3558人、有効求職者数は0・4%(95人)減の2万4056人。新規求人倍率は2・09倍で、前月を0・08ポイント上回った。

産業別の新規求人は、11業界全て前年同月を下回った。製造業は前年同月比18・7%減の1469人と、13カ月連続で前年同月を下回った。運輸業・郵便業(前年同月比39・8%減)や卸売業・小売業(24・7%減)の減少が目立った。県内に9カ所ある安定所全てで前年同月を下回った。

同局は「米中貿易摩擦など海外経済の不透明感を背景とした製造業の生産減で、部品を運ぶ運輸業や製造現場に人材を供給する派遣業でも求人が減少した」と説明。感染が拡大する新型コロナウイルスの影響については「2月の段階ではまだ限定的」とみている。