春の県高校野球は中止 史上初、県高野連が決定

三重県高野連は27日に開いた理事会で、今年春の硬式野球の地区大会・県大会の中止を決めた。新型コロナウイルスの影響で、中止は史上初。感染拡大が現時点で収束に向かわず、感染リスクの完全回避は難しいと判断した。春の県大会で決まる予定だった夏の県大会シード校の選定方法などは4月以降、協議する。
県高野連では地区予選は4月4日、県大会は4月25日からの開催を目指して話し合いを重ねてきた。しかし、感染拡大が収まらず、今月25日には春の県大会後の5月に開かれる予定だった東海大会の中止が決まった。
鵜飼治理事長は「大会の開催で高校野球関係者が感染拡大の発端になる恐れもある。子どもたちにはつらい決定になると思うが、夏の県大会開催に向けて皆で感染対策を取っていきたい」と理解を求めた。
県内では今月24日以降、制限つきで高校の部活動が再開したが、時間の制限に加えて校内での活動に限られ、対外試合や遠征は自粛が続く。野球部の監督からは県高野連の判断を支持する一方で、新3年生にとって残る公式戦が夏の県大会だけになったことへ不安の声も出た。
昨年秋の県大会優勝校の近大高専(名張市)の重阪俊英監督は「(夏の県大会の)メンバー選考の判断基準が難しくなる」、夏の県大会2連覇が懸かる津田学園(桑名市)の佐川竜朗監督は「経験不足の中、選手らのプレッシャーをどう和らげるかが課題となる」と話していた。