伊勢国分寺跡を歴史公園に 鈴鹿、金堂などの遺構表示

【4月1日から供用開始する史跡伊勢国分寺跡歴史公園の全景(ケーブルネット鈴鹿/シー・ティー・ワイ提供)】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市国分町の史跡伊勢国分寺跡歴史公園がこのほど完成し、4月1日に供用を開始する。同市考古博物館に隣接しており、展望デッキから国分寺跡を一望することができる。

史跡国分寺跡は天平13(741)年の聖武天皇の詔により全国に建てられた国分寺の跡。大正11年に国の史跡に指定された。

今月完成した歴史公園の広さは約4万8000平方メートル。全面に芝を貼り、散策路や説明板を設置した。発掘調査の成果に基づき、本尊を安置する金堂、僧侶が奉公する講堂など主要建物の配置や規模を盛り土や舗装で表示したほか、掘建柱建物の遺構表示を兼ねて休憩施設を設けた。

市は昭和63年度に初調査を実施。平成11年度から本格調査を始め、平成18年度までに史跡の範囲や建物の配置などを確認。文化財の重要性や地域の歴史を学ぶ場として活用を図るため、平成18年度から歴史公園として史跡の保存整備を進めてきた。総事業費は土地代も含めて12億7000万円。