食事券や期末手当前倒し 桑名市、新型ウイルス経済対策 三重

【記者会見する伊藤市長=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市は27日、新型コロナウイルス感染症対応に関する緊急経済対策を盛り込んだ令和2年度補正予算案を発表した。一般会計は1億5851万8000円増額する。4月3日開会の市議会臨時会に、補正予算案を含む3議案と報告3件の計6件を提出する。

伊藤徳宇市長が記者会見して発表。緊急経済対策は、①プレミアム付き食事券発行②利子補給制度拡充③官公需における柔軟な対応―を3本柱に、市職員への期末手当の前倒し支給も実施する。プレミアム付き食事券は、7000円分(プレミアム分2千円)利用可能な食事券を5万5000冊発行。使用期間は4月下旬から6カ月以内で、参加を希望する飲食店で販売する。

条例は、市職員の給与条例を一部改正し、社会情勢の急激な変動に対応した支給を可能にする。6月に支給する期末手当の一部を4月末に前倒しし、約千人に一律20万円を支給する。

伊藤市長は「飲食業の落ち込みが最大で喫緊の課題であり、緊急対応第1弾は食事券となった。その他の業種も落ち込んでおり、第2弾、第3弾で対応していく」とした。その上で「市の経済が持ち直してほしい。オール桑名で地域経済を支えていきたい」と述べた。

前倒し支給する手当については、使途の制限は設けないとした上で「職員には『この町で公務員をしていることを自覚し、町が壊れかけていることを認識して行動してほしい』と訴える。様々な議論を踏まえて実施する取り組みだが、新規の予算を伴うものではないので、条例改正すれば全国どの市町でも出来る取組みだと思う」と語った。