来月から授業再開 県立高校と特別支援学校、市町小中学校 三重

【記者会見で、授業の再開を発表する廣田教育長=県庁で】

三重県教委は27日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の要請で休校していた県立高校と特別支援学校の授業を新年度から再開すると発表した。市町の小中学校も再開する方針。政府の方針や感染の状況を踏まえて判断した。国が「緊急事態宣言」を出した場合などは「再び休校する可能性もある」としている。

県教委によると、県内の感染者は九人にとどまり、全員の感染経路が把握されていることや、政府の専門家会議の見解から「感染状況が一定程度に収まっている地域」に当たることを踏まえて再開を決めた。

県立高校と特別支援学校の多くは4月8日の始業式に合わせて再開する。定時制や通信制の県立高校は8―12日にかけて再開する予定。公立の小中学校や義務教育学校も6―8日にかけて再開する。

県が27日付で県立学校に出した通知は、登下校時に電車やバスを利用する時間を学年ごとにずらすよう要請。部活動は春休み期間中と同様に実施するが、対外試合や演奏会などを実施しないことも求めた。

臨時休校で授業が不足している場合は「長期休業の短縮や土曜の授業も可能」としたが、児童生徒や教職員の負担に配慮するよう要請。学校で着けるマスクを授業などで手作りすることも呼び掛けている。

一方、国が緊急事態宣言を出して県内が対象地域となったり、児童生徒や教職員らが感染したりした場合は、文部科学省のガイドラインに基づいて「再び臨時休校の判断をすることがある」としている。

廣田恵子教育長は27日の記者会見で「子どもたちは学校の再開を待っていたと思う。どのような状況になるかは分からないが、県内での感染は落ち着いている。無事に再開できればうれしい」と述べた。