尾鷲市議会 市長不信任案を否決 幼稚園廃園で 三重

【加藤市長に対する不信任案の投票用紙を確認する市職員と議員ら=尾鷲市議会議場で】

【尾鷲】三重県の加藤千速尾鷲市長への不信任案が25日、市議会本会議で賛成3、反対10の反対多数で否決された。

同市が市立尾鷲幼稚園での3年保育を実施せず、認定こども園を開設した上で、尾鷲幼稚園を廃園とする方針を示していることを巡り、今月3日の市議会本会議で加藤市長に対する問責決議案が提出された。6対6の可否同数となり、濵中佳芳子議長が議長裁決で可決を決めた。

不信任案は野田拡雄議員が提出。奥田尚佳、楠裕次の2議員が賛成した。

野田議員は「尾鷲幼稚園の廃園を今なお言い切る行政運営は市民を失望に追いやり、加藤市政に尾鷲の将来を託す意味がないと判断せざるを得ない」と批判した。

閉会後、加藤市長は取材に「反省する点はある。コミュニケーションを保ちながら議員の皆さんと尾鷲のために一生懸命頑張りたい」と話し、「未就学児の教育、保育を守り保っていくかが大事。根本からきちんと取り組んでいきたい」と述べた。