三交通GHD社長に原氏 小倉氏は近鉄GHD社長に 三重

【就任あいさつを述べる原氏(左)と小倉氏=津市中央で】

【津】三重交通グループホールディングス(GHD)は25日、退任する小倉敏秀社長(64)の後任に、近畿日本鉄道の原恭取締役(58)を充てる役員人事を発表した。6月の株主総会で正式決定する。小倉氏は近鉄GHDの社長に就任する。

原氏は同日、三重県津市中央の同社本社で記者会見し「責任の重大さに身の引き締まる思い」とあいさつ。新型コロナウイルスの業績への影響について「終息は見通せないが、いずれは出口がある。V字回復できるよう準備して臨みたい」と述べた。

県には「勤務が長く、親しみと愛着を持っている」と説明。近鉄での経験を踏まえ「いろいろお世話になった人がたくさんいて、土地勘もある。近鉄時代の付き合いが三重交通でも役に立つのではないか」と語った。

三交GHDから近鉄GHDの社長に就くという異例の人事に小倉氏は「大きな意味で近鉄グループとしての仕事ができ、光栄」とした上で「大阪・関西万博やIR(統合型リゾート)の関係で大きな需要が生じている。需要をいかに取り込むか考えたい」と述べた。

原氏は広島市出身、一橋大法卒。昭和59年4月、近畿日本鉄道(現・近鉄GHD)に入社。同社東京支社長や近鉄執行役員鉄道本部名古屋統括部長などを経て、令和元年6月から現職。同社子会社の伊賀鉄道の社長も務めている。