松阪港旅客ターミナル 市が辻製油に売却 三重

【海上アクセスの旅客ターミナル建屋=松阪市大口町の松阪港で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は23日、市役所で定例記者会見に臨み、同市大口町の松阪港海上アクセス旅客ターミナル建屋を辻製油(同市嬉野新屋庄町、辻威彦社長)に有償譲渡すると発表した。同社は事務所として使う。

中部国際空港への海上アクセス事業は平成18年に始まり、同28年に廃止されたが、建屋は築10年で使用可能なため更地にせず有効活用を検討してきた。港湾利用者でつくる同港振興協議会の11社にアンケートを取ったところ、複数の事業者から利用の希望があった。

港湾管理者の県が海上アクセス関連跡地約1万2千平方メートルを公売し、先月27日に同社が税抜き6520万円で落札した。同市が同社と交渉し、建物評価額の税込み588万円での譲渡で合意した。

建屋は鉄骨造り鋼板ぶき平屋建て床面積438平方メートル。同市は補助金を受けて建設したため売却額の半分を国へ返還する。

竹上市長は「全て税金で造った。取り壊してしまうのはもったいない。また有効活用されてうれしい」と述べた。