三重国体リレーのトーチ 鈴木さんのデザインに

【三重とこわか国体・三重とこわか大会のトーチをデザインした鈴木さん=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は23日の定例記者会見で、来年に開かれる三重とこわか国体・三重とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の炬火(きょか)リレーで使用するトーチは津市在住のデザイナー、鈴木真梨子さん(36)のデザインに決まったと発表した。

県は昨年6―9月にトーチのデザインを募り、5―84歳まで1922点の応募があった。33点にしぼった上で、両大会実行委員会の式典専門委員会が最優秀賞1点と優秀賞2点を選んだ。

最優秀賞に選ばれた鈴木さんの作品は高さ73センチ、直径12センチで、紅白を基調としたデザイン。上部は県内の海や山を表現し、中心から持ち手の部分は伝統工芸品「伊勢型紙」を模して桜や川を描いた。

また、炬火をともす受け皿のデザインも発表した。昭和50年に開かれた前回の三重国体を踏襲。神社建築をモチーフにし、三角柱に近い。三角形の一辺は約40センチ、高さ約40センチで、県産ヒノキで作る。

鈴木知事は、トーチを「伊勢型紙を模した形で、非常に美しい。『とこわか』を表現した洗練されたデザイン」と評価。受け皿については「ストーリー性があり、三重県らしい受け皿になった」と述べた。

同日、県庁で入賞者の表彰式があり、鈴木知事が鈴木さんらに表彰状と賞金を贈呈。鈴木さんは「自分のデザインしたトーチで走ってもらうのは光栄。選手の活躍と三重の発展を願ってデザインした」と述べた。

鈴木さんは、津市のデザイン会社「エスト」でデザイナーを務める。県立久居高校出身で美術部に所属していた。名古屋芸術大デザイン学科卒。デザインの公募で最優秀賞に選ばれるのは初めて。