聖火リレー「一律に判断を」 三重県知事、実施を疑問視

【定例記者会見に臨む鈴木知事=三重県庁で】

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でIOC(国際オリンピック委員会)が東京五輪の延期を含めた検討を始めると発表したことを受けて、鈴木英敬三重県知事は23日の定例記者会見で、直前に迫る聖火リレーについて「今週の早い段階で一律にどうするのか組織委員会で判断してもらいたい」と述べた。

鈴木知事は「延期するかもしれない状況の中、(聖火リレーを)やることが本当に機運の醸成になるのか」と疑問視。途中で延期の判断が出た場合を想定し「五輪開催年に(実施済みの自治体が)聖火リレーから外されることは絶対にあってはならない」と主張した。

来年は県内で三重とこわか国体・三重とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の開催が予定されていることを踏まえ「仮に一年延期になったら国体と同じ年になる。競技場の確保などさまざまな影響があると考えなければならない」と動向を注視する考えを示した。

聖火リレーは3月26日に福島県の「Jヴィレッジ」を出発し、121日間かけて47都道府県を巡る。7番目の三重県は、4月8、9両日に県内12市町をランナー184人が走る予定。愛知県から聖火を引き継ぎ、次の和歌山県につなぐ。