東海環状道 令和8年度にも全線開通へ 三重県が見通し

三重県は16日、東海3県をつなぐ東海環状自動車道が令和8年度にも全線開通する見通しとなったと発表した。いなべ市北勢町の北勢IC(インターチェンジ)から岐阜県養老町の養老IC間(約18キロ)が令和8年度中にも完成する見通しとなったため。県は引き続き早期の全線開通を国に求める方針。

県によると、国土交通省が16日、有識者らでつくる社会資本整備審議会の部会に提示した資料で開通の時期に言及。来年度に予定する高速道路料金の見直しによる収入増を見込み、開通時期を示したという。

東海環状自動車道は、三重、愛知、岐阜の三県を巡る全長約153キロの高速道路。物流面でのアクセス向上などを目的として平成8年度に着工し、東回り区間は21年度に全線が開通した。

一方、三重、岐阜県境間の北勢IC―養老IC間は長年にわたって財源確保の見通しが立たず、国交省は開通時期を示していなかった。県は国交省に対し、早期に開通時期の見通しを示すよう求めていた。

鈴木英敬知事は「三重、岐阜両県が初めて高速道路でつながる。物流面でのアクセス向上や四日市港の利用促進、観光の活性化が期待される。一日も早い全線開通に向けて取り組む」とのコメントを出した。