開発業者への指導を要望 志摩のメガソーラー工事巡り市民団体

【要望書を読み上げる鬼塚代表(右奥)=志摩市の中部地方環境事務所志摩自然保護官事務所で】

【志摩】三重県志摩市磯部町の的矢湾奥で建設が計画されている大規模太陽光発電施設(メガソーラー)工事を巡り、市民団体「伊勢志摩国立公園を大切にする市民の会」(鬼塚永子代表)は13日、志摩市阿児町鵜方の環境省中部地方環境事務所志摩自然保護官事務所に対し、開発業者の「ジースリーホールディングス」(東京都)への適切な指導を求める要望書を提出した。

要望書は、工事に伴う森林伐採でのり面がむき出しとなり、的矢湾大橋や横山展望台からの伊勢志摩国立公園の眺望が著しく阻害されていると指摘。開発工事により濁水が麓の的矢湾に流れ込むことで水質汚染の恐れもあり、対策として設置されているオイルフェンスなどでは不十分として、業者への適切な指導や修正した計画書の提出を求めている。

この日、市民ら7人が事務所を訪れ、内田清隆国立保護管理企画官に要望書を提出。「住民からすれば社会的に許されるものではない。過去に工事を許可したから何ともならないではおかしい。至急厳しく指導をお願いしたい」と求めた。

内田管理企画官は「中部地方環境事務所と相談し、必要な指導があればしていく」と述べた。