県民功労者表彰に7人 三重県、山本勝氏や園田幸男氏ら

【(上段左から)山本勝氏、園田幸男氏、青木重孝氏、伊藤惠子氏(下段左から)田中利宣氏、辻本林義氏、富永巖氏】

鈴木英敬知事は13日の定例記者会見で、各界で模範となった県民に贈る今年の県民功労者を発表した。受章者は、県議会議長を務めた山本勝氏(75)=桑名市=ら7氏。表彰式は例年、県庁講堂で開いているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、県庁で実施し、参加者の規模を縮小する。

山本氏は地方自治功労での受章。桑名市議を経て、平成11年4月の県議選から5回連続当選。県議会では県土整備企業常任委員会の委員長などを務め、同25年5月から1年間にわたって議長に就任した。

文化功労は、元県吹奏楽連盟会長の園田幸男氏(86)=津市=が受章した。公立学校で吹奏楽部の顧問として生徒を指導し、音楽教育に尽力。県立白子高校の吹奏楽部を県内有数の吹奏楽団に育て上げた。

保健衛生功労は、元県医師会会長の青木重孝氏(74)=桑名市=。県救急医療情報システムの構築に奔走し、救急医療体制の確立に寄与。桑名医師会で桑名看護専門学校を開校し、看護師不足の解消に努めた。

商工業功労は、県中小企業レディース中央会の伊藤惠子会長(76)=津市=。県内の女性経営者らでつくる同会の設立に尽力。伊藤印刷の専務として積極的に女性を登用し、障害者の雇用を促進している。

農業功労は、元JA三重中央会長の田中利宣氏(78)=亀山市=。JA三重中央会長として農政改革の推進に尽力。26年には県茶業会議所会頭に就任し、28年の全国お茶まつりを成功に導いた。

林業功労は、元県木材組合連合会会長の辻本林義氏(79)=名張市=。昭和37年から58年間にわたって木材業に従事。県産材の需要を拡大させるため、県産認証材「三重の木」の普及を推進した。

地域活動功労は、県職域防犯組合連絡協議会会長の富永巖氏(82)=名張市=。県防犯協会連合会と名張地区防犯協会の仲介役を務め、職域の枠を超えた防犯活動を実現。青少年の非行防止に取り組んでいる。

表彰式は、4月18日の「県民の日」に合わせて同14日午後1時から県庁で開く。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、参加者は受章者とその配偶者、県関係者に絞る。

県民功労者表彰は最高位の知事表彰として昭和40年に設置し、今年で56回目。各界で模範となり、県勢の伸展に寄与した県民に贈られる。これまでに、567人と7団体が受章している。
注※青木重孝氏の「重」はなべぶたに里、辻本林義氏の「辻」はしんにょうの点が1つの漢字。