津 新酒の香り、味を審査 県内23の酒造場が99点出品 三重

【新酒のできを確かめる審査員=津市大谷町のみえ酒造会館で】

【津】三重県酒造組合(清水慎一郎会長、組合員34酒造場)は12日、津市大谷町のみえ酒造会館で「第50回県新酒品評会」を開いた。県内23の酒造場から今期の新酒99点が出品され、専門家10人が香りや味を審査した。審査結果の発表と表彰は25日にある予定。

県内の酒造りの技術向上を目的に毎年開催しており吟醸▽純米吟醸▽純米▽本醸造▽普通―の5部門それぞれに香り、味、全体のバランスなどを審査。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため審査員は手指の消毒を徹底しグラスの酒をスポイトで使い捨て容器に移し利き酒をした。

名古屋国税局鑑定官室の田中宏典鑑定官は「全般に穏やかで飲みやすさが優ったように感じた。例年になく酒造期に気温が高い日が続き原料米も夏の天候不良の影響で固く溶けにくいものが多く、技術者の経験と知識が試される年になった」と講評した。

同組合によると昨年1年間の酒の出荷量は全国、県内共全体では前年を割っているが県産吟醸酒は横ばい、同純米吟醸酒は微増しており、元坂新副会長(61)は「伊勢志摩サミットで高まった県産酒のイメージが地元に定着し安定したお酒が出せている」と評価する。

新型コロナウイルスの影響については「宴会の中止などで2月3月の出荷は減っており影響は相当出る。我慢して乗り切らなくては」と話した。