鈴鹿でキッチンカー派遣 学童保育所に焼きそばなど 三重

【キッチンカーで調理された焼きそばと唐揚げの昼食を受け取る児童ら=鈴鹿市南堀江1丁目の箕田学童保育所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市で12日、市内学童保育所を対象にした昼食時のキッチンカー派遣事業が始まった。初日は同市南堀江一丁目の箕田学童保育所で、児童23人が焼きそばと唐揚げセットを食べた。現在のところ、24日までのべ9施設で約400食を提供する予定。

同事業は市観光協会と会員事業者で、移動販売業の県内25業者が加盟する中部ケータリングサービス(市岡庸平代表理事)=同市国府町=の共催。通常500円相当のメニューを300円で提供し、残りの200円は両主催者で負担する。

市岡代表理事(38)が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校給食やイベントの中止による食材ロスについて同協会に相談。同協会が市に相談し、キッチンカーでの昼食提供が、同感染対策による市内幼、小中学校臨時休校で学童保育所を利用する子どもの保護者の負担軽減にもつながる取り組みになるとして、実施が決まった。25事業者のうち、鈴鹿と津市の4業者が参加するほか、趣旨に賛同する市内給食納入業者なども協力する。

初日のこの日は市岡代表理事ら2人が午前10時半ごろキッチンカー1台で到着。通常より念入りに調理器具などをアルコール消毒し、職員分を含めた計30食分を調理。1人分ずつパックに詰め、順番に手渡した。

3年生の福原吾心さん(9つ)は「焼きそばも唐揚げも大好きなので楽しみにしていた。おいしい」と笑顔を見せ、主任指導員の近藤真奈美さん(57)は「子どもたちはキッチンカーが来るのを楽しみにしていて、朝からテンションが上がっていた。コロナウイルスの影響で子どもたちがぴりぴりしている部分もあるが、今日は気分転換にもなって良かった」と話していた。

吉岡代表理事は「3月から5月初旬にかけてのイベントが軒並み中止となり、業界的に厳しい状況ではあるが、今日子どもたちの喜んでくれる顔を見ることができて、逆に元気をもらった」と話していた。