伊勢神宮研修所で卒業式 男性5人が神職に 2年の修養生活終え 三重

【長内所長から卒業証書を受け取る卒業生ら=伊勢市の伊勢神宮研修所で】

【伊勢】三重県伊勢市中村町の伊勢神宮研修所で10日、第50期生の卒業式があり、2年間の修養生活を終えた20代の男性5人が神職として巣立ちを迎えた。

同研修所は伊勢神宮の神職養成機関として、これまでに約500人の神職を輩出。入学者は2年間の全寮生活を通じて、火曜日から木曜日まで祭式作法や雅楽など座学での講義、土曜日から月曜日まで神楽殿などでの実習を受け、神職に必要な素養を学んだ後、全国各地の神社への就職や、さらなる進学の道を選択する。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策で会場でのマスク着用や消毒液の使用が呼びかけられる中、長内弘昭所長からそれぞれに卒業証書と、神職の資格を示す「正階(せいかい)」の階位書が授与された。

小松揮世久大宮司は、「昨年は天皇陛下即位礼と大嘗祭、ご報告のための御親閲の儀と、国家慶事の年に新都伊勢の地で奉仕されたことは神職としての道を歩むにかけがえのない宝。真心を持って神明奉仕に励んで欲しい」と式辞。続いて長内所長も「2年間に自信を持って奉仕と勉学に励んで欲しい」と訓示した。

卒業生代表で愛媛県出身の久保多賀盛さん(24)は答辞として、「お祝いと励ましの言葉を胸に新たな一歩を迎えた。恵まれた年に入学して学生生活を終えたのはこの上ない喜び。心から感謝したい」と述べた。