紀勢道の一部、4車線化へ 国交省の整備候補箇所に 三重

国土交通省は10日、三重県の紀勢自動車道大宮大台インターチェンジ(IC)―紀勢大内山IC間(約10キロ)のうち約6・2キロを新年度に4車線化に着手する候補箇所に選んだと発表した。国の令和2年度当初予算成立後、中日本高速道路に有料道路事業を許可する手続きに入る。

大宮大台IC―紀勢大内山IC間は現在、2車線の道路。区間内にあるトンネルの一部で大規模な修繕工事が予定されている。工事で長期間の通行止めが必要になるため、迂回(うかい)路として新たに2車線を整備する。事業費は約380億円を見込む。

鈴木英敬知事は4車線化の候補箇所に選ばれたことを受け「紀勢自動車道は南海トラフ地震などの大規模災害発生時に、東紀州地域の復旧復興に重要な役割を担う。安全・安心を確保する上で非常に意義深いことで、大変うれしく思う」とのコメントを寄せた。

国交省は、災害発生の懸念や渋滞状況などを踏まえ、新年度に新たに着手する4車線化の候補地として、大宮大台IC―紀勢大内山IC間を含む全国15カ所約110キロメートルを選定。15カ所を4車線化するための総事業費は約7080億円となる見通し。