いじめ原因報告 三重県教育長が陳謝 高1自殺、県対策審調査で

平成30年8月に三重県立高1一年の男子生徒=当時(16)=が自殺したのはいじめが原因の一つになったとする県いじめ対策審議会の調査報告書を受け、廣田恵子教育長は9日の定例記者会見で「生徒の命を救うことができず、非常に申し訳なく思う」と陳謝し「二度と起きないようにいじめの防止に取り組む」と述べた。

廣田教育長は「いじめとの因果関係が認定されたことを重く受け止めている」とした上で「審議会から教諭がより積極的な対応をしておけば(いじめに)気付いた可能性はあったとされた。ご遺族の心中をお察しし、改めて心からお悔やみ申し上げる」と述べた。

教諭がいじめに気づかなかった理由を「相談を受けたときにその相談を本当にいじめと思っていなかったのではないか。普通の相談と受け止めてしまった」と推測。再発防止に向けて「いじめの感度を高め、嫌なことがあったらいじめだと教諭に伝える」と語った。

男子生徒は、平成30年8月19日に自殺。いじめの疑いがあると家族からの申し出があり、県教委が11月、いじめ防止対策法が定める重大事態に認定した。弁護士らでつくる審議会が12月から調査を始め、今月6日に調査報告書をまとめた。